Vol.19:ハウスプロジェクト

ユーザーボイスVol.19

ハウスプロジェクト様

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香川県高松市を中心に、高気密・高断熱住宅に取組まれている「ハウスプロジェクト」様に、快適な住まいづくりへの想いを伺いました。

Q1: 高断熱・高気密住宅に取組み始めたきっかけを教えてください。

イゾベール・コンフォート施工

A.以前は意匠に力を入れている住宅会社で現場監督をしており、完成した住宅はお施主様にもとても気に入っていただけていました。しかし、住み始めてしばらくすると「夏は暑い、冬は寒い」と温熱環境への気づきが出てくることがあり、断熱気密への関心を持つようになりました。
独立後、東北の住まい環境プランニングさんと出会い、高断熱高気密への取り組みを始めました。知識がなくゼロからのスタートだったため、言われたアドバイスは全て徹底的にやろうと決め、今ではやりすぎと言われてしまうレベルになってしまいましたが(笑)クチコミでお客様も増えてきました。

Q2住まいづくりで心がけていることを教えて下さい。

バリオ施工

A.自分たちが納得のいくクオリティを保つために年間受注棟数を絞ること、また、なるべく人任せにしないこと。断熱・気密施工は完成後に見えなくなってしまう部分なので、一般的にはやらないような細かい処理は自分たちでやっています。
例えば、入隅部は温度が下がる傾向にあるので、スプレー式ウレタンで細かい隙間を埋めたり、気密性能を確保するために外張りの合板と柱、間柱の取り合い部分にも内側からスプレー式ウレタンを吹き付けるなどしてからグラスウールを充填しています。
また、耐震の為の金物工法を主に採用していますが、躯体(柱・桁)をくみ上げる前に先張りシートを施工します。金物は熱を通しやすいため、そこにもスプレー式ウレタン断熱材で被覆するなど、効率的に気密・断熱施工を行えるよう心掛けています。ブログやインスタでも、このようにこだわって行っている細部の施工をアピールすることでお客様に関心を持っていただけるようになりました。

Q3:イゾベール・コンフォートを採用してみて

イゾベール・コンフォート施工

A.同業の方からのおすすめでしたが、袋入りグラスウールより、袋なしのグラスウールを充填する方が施工のスピードは早く、奥までしっかり充填することができるなと実感しています。


グラスウールは経年劣化でずり落ちるということを信じている人もまだいるようですが、正しく施工することが基本ですね。

袋なしのグラスウールを採用している理由については当社のブログにも記載しておりますので、是非ご一読ください。

 

壁の断熱・気密工事について

Q4:最後に、今後の家づくりについてお聞かせください。

ハウスプロジェクト代表鹿庭氏

A.目安で言うと、HEAT20G2以上、いわゆる等級6”+”の断熱性能で室温が一定で快適に暮らせると考えており、当社の標準もこのレベルです。


ここ香川県でも、”付加断熱”というワードを知っているお客様が増えてきました。皆さん家づくりについてよく勉強されていますが、工務店選びの際は構造見学会に行くようお勧めしています。実物件の施工状態を見ることがお施主様にとっても重要な判断材料だからです。高価で高性能な建材を使って計算上の数値をクリアしていても、実際の施工精度に問題があると意味がありません。

当社でもUA値にとらわれすぎずに、心地よさを追求していきたいと思います。裸グラスウールをしっかりと奥まで詰めて断熱欠損を防ぐ、気密性能を確実なものにするために調湿気密シートを先張りしタッカーの上にテープを貼る、など細かい部分まで配慮し、長く続く快適で健やかな暮らしをお届けしたいと思っています。
 

取材協力

ハウスプロジェクト様(香川県高松市)
ウエブサイト: (https://houseproject.co.jp)