マルチ・コンフォート・ハウスの音環境

マルチ・コンフォート・ハウスの音環境

パッシブハウスの認定基準(一次エネルギー消費量、冷暖房負荷、気密性能)を満たすだけでなく、音に関する快適性にも配慮しているのは、マルチ・コンフォート・ハウスの優れた特徴のひとつです。

日本における住環境では、利便性と騒音における音響快適性がトレードオフの関係にあることも多く、マルチ・コンフォート・ハウスのコンセプトでもある「持続可能な住環境において「騒音に対する快適性への配慮」は、重要なファクターとなります。

マルチ・コンフォート・ハウスはパッシブハウスの認定基準にはない「音」に関する厳しい基準を設け、独自の音響環境を実現するプランニングを行っています。

 

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住環境における騒音

  1. 外部からの騒音
    道路交通(車・バイク)や電車、飛行機などの騒音
  2. 空気で伝わる雑音
    家の中での会話やテレビ・オーディオなどの騒音
  3. 個体から生じる騒音
    足音や物が落ちた時の音(衝撃音)、
    家の設備等から出る騒音

グラスウールの優れた吸音性

グラスウールは多孔質材料(細かい穴の空いた材料)で、連続する無数の空気層が音を吸収し、高い吸音性を発揮します。また石膏ボードや遮音シートなどの遮音材料と組み合わせることで防音材としても用いられます。

マルチ・コンフォート・ハウスにおいても、間仕切り壁や床にグラスウール断熱材を施工することで、効果的に騒音をカットし、快適な音響環境を実現しています。

»グラスウールの吸音性についての詳細はこちら

マルチ・コンフォート・ハウスの音響データ

クラス 音楽 快適 通常より上 通常
アパートの部屋間の空気伝達音絶縁 DnT,w+C(dB) ≧68 ≧63 ≧58 ≧53
1つのアパートの部屋、1家族の家の部屋間での空気伝達音絶縁DnT,w+C(dB) ≧48 ≧45 ≧40 ≧35
アパートの部屋間の衝撃音絶縁L'nT,w+CI ,50-2500(dB) ≦40 ≦40 ≦45 ≦50
1つのアパートの部屋、1家族の家の部屋間での衝撃音絶縁L'nT,w+CI ,50-2500(dB) ≦45 ≦50 ≦55 ≦60

マグイゾベールがトータルサポート

マグ・イゾベールは、ドイツのパッシブハウス研究所と10年以上共同で商品開発を行っています。設計・施工・分析まで、マグ・イゾベールがマルチ・コンフォート・ハウスをトータルサポート。

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